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とよた腎泌尿器科クリニック
豊田 健一 院長
“おしっこ”というのは毎日かかさず付き合っているものですから、 変化というものには中々気付きにくいものですよね。 トイレで人より時間がかかると感じ始めたら黄色信号です。 「病院に行くまでもない」と判断される方が多いと思いますが、 男性の場合は“前立腺の癌” というケースもありますから60歳を迎えたら一度は専門医に診てもらうと良いでしょう。 “おしっこ” が出にくくなるのには個人差がありますので年齢だけで判断するのは容易ではありませんので、 あくまで目安として考えて下さい。 また、身内に前立腺で苦しんだ方がいれば要注意です。
さて、おしっこの悩みとして多い、 「夜間頻尿※1」についてお話しいたします。 ひとつの基準としては就寝後に尿意で目が覚める回数が一回以上ある場合は「夜間頻尿」とみなされ、 ”頻尿※2“の部類に入る事になっています。 夜間頻尿には様々な要因が考えられますが、 夜間に作られるおしっこ量の増加や、 膀胱の容量が足りないというということで回数が増えるというケースがあります。 排尿日誌をつけることで一日にどれだけ水分を摂取しているのか、 または排尿しているかを実際の量や回数などを2〜3日つけることで、 ご自身の生活パターンが把握できます。 夜間に1000cc近く出ている方は非常に量が多いわけですから、 それを急に少なくしたいとお考えでも、 非常に難しいかと思いますので医師との相談で一緒に尿量を減らす方法を考えて下さい。 また、おしっこ1回の量が少ないという場合は前立腺の影響が考えられますが、 膀胱の容量を増やす薬を使う等の治療方法があります。 ですが、ひとえに夜間頻尿だからといってそのための唯一の薬があるというわけではありません。 夜間頻尿にはいくつかの原因があり、 どのように治療をしていけばいいのかを医師と一緒に考えて行きましょう。 そういう意味で「排尿日誌」をつけることは、 ご自身の生活習慣を知ることにも繋がり生活習慣を変える事により夜間頻尿の対策にも繋がります。 (個人差はありますが1回のおしっこ量は3〜500cc位です)
最後に「尿失禁」について少しだけ触れておきます。 最近話題になっている「過活動膀胱」とは膀胱がいっぱいになったわけではないのに、 少しでもおしっこが溜まると尿意を感じてしまう。 そのような現象が年齢とともに出てくる場合もあります。 一種の老化現象と捉えます。 要するに膀胱の感知する部分が敏感になっているのです。 外出先で最初にトイレの場所を確認する、 買い物の前に一度しておく、買い物後にもう一度しておくなど常に尿意を感じてしまいます。 しかし、 ここ最近は非常に有効な薬がありますので悩まず、 医師に相談して楽しく毎日を過ごして欲しいと思います。
苫小牧市元中野町2丁目17-12
豊田 健一 院長
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