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北海道に憧れ北海道を愛ししっかりとたくましく北海道に根を下ろしている人々のドキュメンタリー

江別市は札幌市の隣町というイメージが強いですが、 札幌市のほか、北広島市、岩見沢市、当別町、南幌町、新篠津村と隣接しており、 JR函館本線をはじめ、市の中心部を走る国道12号線や275号線、 道央自動車道など大変アクセスに優れています。
ノルブリッツ北海道の設立の経緯について教えて下さい。
ノルブリッツ北海道は、1985年に北海道電力サッカー部という企業チームとして創部しました。
当時はまだJリーグも無く、もちろんコンサドーレ札幌も無い時代でしたが、 野球ではなくサッカーがシンボルスポーツとして認められた事が、今のノルブリッツの原点です。
その後、2003年にクラブチーム化し「ノルブリッツ北海道」として活動するようになり、 それまでは選手・スタッフ全員が北電社員だったのが、 他の企業で勤務する選手も徐々に増えてきたので練習時間の確保など様々な環境の変化で苦労したのを覚えています。
ただその効果は現れ、クラブチーム化に動いた2003年度、クラブ化後の2004年度から昨年度まで、 現在北海道サッカーリーグ5連覇中です。
どんなクラブチームですか?
クラブの理念として「サッカーを通じて、北海道に根ざした地域貢献活動を行ない、 アマチュアサッカーの振興・発展に寄与する」を掲げ、 アマチュアのサッカークラブとしての可能性を追求していきたいと考えています。
もちろんサッカークラブとして上を目指し、 北海道のトップレベルにいる事ではなく全国で通用するチームに育てていきたいと思っています。
選手・スタッフ含めプロ契約選手はいませんので、社会人としての生活、 サッカー選手としてのトレーニングに取り組みながら、 プラスアルファとして地元江別やその近郊を中心とした地域貢献活動に取り組んでいきたいと思っています。
そして社会人サッカーを取り巻く環境を是非皆さんにも知っていただきたいと思っています。 ノルブリッツは北海道の社会人サッカーリーグの頂点「北海道サッカーリーグ」に所属していますが、 ここで優勝すると秋には全国地域リーグ決勝大会へと駒を進めます。北海道はひとつの地域として認めらるため、 関東地区などと同じく地域の一代表として一次ラウンドに進出できます。 そこで決勝ラウンドに進み、その中の上位2,3チームに関してはJFLへの参加が認められます。 いわばJ2→J1というステップのひとつ手前まで進めるわけです。
そういった意味でも北海道サッカーリーグ(以下、道リーグ)は重要な大会ではあるのですが、 まだまだ北海道内での注目度は他の地域に比べて低く、その環境も発展途上です。
ノルブリッツは先程お話した通りアマチュアのサッカークラブであり、 Jリーグを目指しているわけではありません。
プロ選手としてサッカー選手として仕事をしていく事だけが道ではありません。
サッカーが好きになって、「サッカーで食べていく」ではなく、 「サッカーと生きていく」環境やカタチを提案し続けていきたい。
サッカーの裾野を広げ、サッカーが生活の一部になり、 サッカーを通じて社会を学び、サッカーを通じて人間成長していけるようなクラブでありたい。
選手・コーチ陣は、もちろん一選手・コーチとして高い志と向上心を持ち、 日々自身の成長を目指して取り組んでいます。
フロント陣はその環境を整え最高の結果を残せる土台作りと将来への準備を行ない、 そのプラスアルファで、地域貢献活動であったり、 アマチュアサッカーの振興・発展につなげられる活動に取り組んでいます。 そして最近嬉しい事に、選手やコーチ陣の中からこういった活動に時間を割いてくれる者が出てきている事です。
ノルブリッツとはこんなチームです。
松田GMが現職に就かれたきっかけは?
私は札幌光星高校を卒業後、北海道電力(株)に入社しサッカー部に入りました。 選手として全国の舞台で高いレベルのサッカーができることに喜びを感じながら、 サッカーを通して自分も社会人としても成長できました。
26歳の時に膝の怪我をして現役を退きましたが、 何かできないかという思いでマネージャー職としてチームに残りました。 同じく選手OBでマネージャー職についていた先輩もおり、 いろいろと選手時代以上に勉強させてもらいました。
ただ、はじめはまだ26歳という選手としてでもおかしくない年齢で、 自分も選手としてやっていたという気持ちが強く、 あまりマネージャー職を好きになる事はできませんでしたが、 何年か経ち先輩マネージャーも引退して私ひとりでマネージャー職を受け持つようになってから、 少しずつ気持ちの面でも変わっていきました。
決定的な出来事が、一昨年2006(平成18)年の知事杯(全国天皇杯の予選も兼ねる)で9年ぶりに優勝した時の事です。 ここ最近この大会では良い成績が残せず悔しい思いをしていましたが、 この大会でチームが優勝した瞬間、私の頬には涙が。
実は選手時代には、優勝しても試合に負けても泣いた経験は無く、 想像もできなかったんですが、この優勝した瞬間「本当にこのマネージャー職をやっていて良かった。」と心底感じ、 マネージャー職としての喜びを知った瞬間でもありました。 それからは、マネージャー職に対する誇りをより強く持てるようになり、 今では選手時代よりも充実していると感じています。
昨年よりGMとして、チームサポート以外に新たにフロント業務も強化する事になりました。 Kappaブランドの株式会社フェニックス様をはじめ、北海道キリンビバレッジ様、 報知新聞社北海道総局様、株式会社カネキ南波商店様など多くのスポンサー様にも新たにご支援いただくようになりました。
これからもノルブリッツのクラブ理念やその活動にご賛同いただける企業及び団体様のご支援、 チームのサポーターである個人会員の皆様方の応援に応えられるように活動していきたいと思っています。
現在の成績について教えて下さい。
現在、道リーグでは苦しみながらも首位をキープしており、残り2節を全力で戦っていきます。 もちろん照準は全国での戦いです。 もうひとつの全国大会である全国社会人大会への出場も決まり、10/17には新潟に発ちます。
今年の道リーグは近年稀に見る混戦模様で、残り2節で優勝の可能性が上位4チームにあります。 来年度より現状の8チームより6チームにチームを減らしてリーグのレベルアップが図られます。 その為下位のチームには降格の危機が大きく、 さらに今年度から始まった「北海道チャンピオンズスーパーリーグ」の出場枠である道リーグ上位2チームを目指して、 最後まで緊迫した戦いになっています。
ノルブリッツは全勝優勝した昨年とは違い、今年は引き分けも多く一敗も経験しましたが、 この苦しみながらも常に前を向いて戦い続けた今年のチームに実は私は期待しています。
チームがひとつになる瞬間を強く感じるのは、逆境に立たされた時でありプロなどとの戦いの時です。 もちろん逆境にチームが空中分解するようであれば全国では到底戦えませんが、 このひとつになった瞬間のノルブリッツの今年の強さを感じています。
先程お話しした「北海道チャンピオンズスーパーリーグ」は、 日本で初めて採用されたプロとアマの混合リーグです。
はじめの2節は高校生(コンサドーレ札幌U18、室蘭大谷高校)相手に引き分けましたが、 続く2大学(札幌大、道都大)、社会人(札幌ウインズFC)には勝利し、 続く7/21に行なわれたプロ(J1/ コンサドーレ札幌)戦では、1-1で引き分け、 そこで自分たちのサッカーを貫けたところに可能性を感じています。
地域貢献活動としてどんな事に取り組んでいますか?
まずはサッカー教室です。これは以前からも積極的に取り組んできた活動なんですが、 5月の釧路遠征時に前日入りし、 釧路サッカー協会様にもご協力いただき約100名近い子供たちとその父兄の方に参加していただきました。
サッカー教室というのは選手自身にとっても非常に勉強になります。 初めて参加する選手はやはり最初は緊張気味です。 ただ、この純粋で正直な子どもたちといかにコミュニケーションを取るかということが、大変勉強になります。
ノルブリッツにはコーチ陣はもちろん、指導者資格を持った選手もいますから、 楽しくて効果的なサッカー教室になります。 子供は大変正直ですから、面白い選手や楽しいメニューに興味を持ちますが、 飽きさせずに最後までもっていくプログラムがあります。
この釧路でのサッカー教室の時に嬉しかったのが、 次の日の試合会場に多くの方々に応援に来ていただいたことです。 後半からは自分たちの試合が終わった後、遠くにもかかわらず自転車で来てくれた子どもたちもたくさんいたんです。
その他では「ノルブリッツECOプロジェクト」第一弾として、 地元江別の商店街様を中心に使用済み割りばしを回収し、 先日の24時間テレビ「愛は地球を救う」のSTV番組内企画に持ち込みました。 この割りばしは、後日リサイクルに利用されます。(この模様は24時間テレビでも取り上げられました。)
まだまだ取り組み始めたばかりなので活動内容は少ないですが、 今年のはじめには札幌市のご高齢者のお宅での雪かきなどにも取り組みました。 すごい大雪で洗礼を受けましたが、選手も積極的に10名以上参加したきっかけの活動だったかもしれません。
サッカーの振興・発展に関しての活動はどんなものがありますが?
まずは「フットサルとの融合」をテーマに、 フットサルチームとして名高い「corida de toros(コリーダ・デ・トロス)」と提携し、 「ノルブリッツ北海道 corrida de toros」として、フットサル北海道リーグを現在開幕戦での1敗後8連勝で2位につけています。
同じくフットサル関連では、「フットサルスタジアム蹴」様と協力関係を築き、 夏に「第1回ノルブリッツカップ」というフットサル大会を開催した際には200名近くを動員しました。
道内初の試みとしては、 ビーチサッカーの分野でも「第1回ビーチサッカーフェスティバル」 に特別協力としていろいろと勉強させていただきました。
こういったサッカーにかかわる分野からも多くを学び、 多くの方にノルブリッツを知っていただくことで、土台作りに取り組んでいます。
もちろんサッカーの分野でも取り組んでいます。
「江別ダービー」という江別の大学No.1とノルブリッツが対戦するという試みを企画中です。 大学生を中心に実行委員会を組み、そのなかにノルブリッツフロント陣や江別市内の有志の方々も参加して運営する企画です。 今年開催に関しては難しいとは思いますが、 様々な試行錯誤を乗り越えて来年度には第1回を開催できるようにしたいと考えています。
「LIGA NORBRITZ(リーガ・ノルブリッツ)」 (後援:江別市、江別市教育委員会など)という8人制の交流戦はこの秋に開催します。
強さだけを求めるのではなく、サッカーを通じて健康な体作りやコミュニケーション、 そしてサッカーの裾野を広げていきながら外に出る事で地元の活性化にもつなげていく事を目的としています。
社会人に向けて、土日をつぶさず平日の夜、負担の少ない月2回程度での20分ハーフ、 楽しみやすい自由交代制、質にもこだわり天然芝でナイターゲームなど、 気軽に安心してご参加いただけるように考えてみました。
その中でも力を入れているのが「江別ノルブリッツ祭り」です。
ノルブリッツのホームゲーム時にグラウンド周辺で開催されるお祭りです。
たくさんの方々にノルブリッツの試合を見にきていただきたいという意味もありますが、 実は北海道の社会人サッカーを盛り上げたいという大きな目的があります。
選手本人だけ来てサッカーをして帰っていくという社会人サッカーには多く見られる光景ですが、 選手が家族や友人と来てもサッカー観戦と一緒に楽しんでもらえるものは無いか? 選手がサッカー観戦に誘いやすい企画は無いか?という事で取り組み始めました。
選手が勝利や高いレベルを目指せば試合のレベル・魅力は高まり価値は上がります。 同じく受け入れ側が観戦しやすい環境や人が集まる環境作りを目指せばまた価値は上がります。
この価値を上げる活動が、道リーグの価値を高め、北海道サッカーの価値を高めていき、 そこにメディアが、人が、企業が、行政がというように波及させていきたいと考えています。
9/7(日)は、江別での道リーグ最後のホームゲームになります。 【9/7(日)午前10:00試合開始/北電江別サッカー場】
同時開催で10〜16時まで「収穫祭&ファン感謝デー」として、地元江別の旬のトウキビや枝豆をその場でゆでたり、 地物野菜や特産品の即売会。移動販売車でたこ焼きやクレープやテントではKappa特売会。 子どもサッカー広場やお楽しみ抽選会やファン交流コーナーなどいろいろ企画しています。
グラウンドのフェンス沿いには簡易的な観戦席としてイスやテーブルも設置し、 お食事しながらご観戦していただけます。
是非ご来場お待ちしております。
最後になりましたが、ノルブリッツの魅力について教えてください。
手前味噌ですが、全員がアマチュアであり、選手もスタッフも活動費を支払って活動しています。 全員がノルブリッツでサッカーがやりたい人間が集まっているという結束がチーム一番の魅力であり強さだと思っています。
仕事とプライベートを充実させる事も簡単な事ではありませんが、平日の夜20:30〜22:30をトレーニングに費やし、 土日は試合などを消化し続ける選手たちには頭が下がります。 さらに片道2時間以上をかけて練習に来る選手や地域貢献活動などにも積極的に取り組む選手を見ていると、 私にそこまでできるのかとさえ思わせてくれます。
社会人として、サッカー選手として、そして男として強くバランスの取れた魅力的な人間を目指す事が、 子どもたちの手本となり、アマチュアのサッカークラブとしての核だと信じています。
まだまだ走り始めたばかりのクラブチームではありますが、これからも挑戦、前進し続けていきますので、 今後ともノルブリッツ北海道を宜しくお願いします。
是非9/7は、ホームグラウンド北電江別サッカー場までノルブリッツを応援に来てください!
松田GMお忙しいなかありがとうございました