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日本では人工ふ化放流が盛んですが、 最近は多様なサケの遺伝子が残ることから、 自然産卵が見直されてきています。
北アメリカ西部とアジア東部、さらに北極海に面して分布します。 日本では、主に利根川以北と、山口県以北に遡上します。
札幌市豊平川さけ科学館では、豊平川に帰ってきたシロザケの大きさを調べています。
シロザケの大きさがこんなにちがうのは、早いサケで2年魚、おそいのは6年魚(たまに7〜8年魚もいる)と、 おとなになる年齢がばらばらだからです。
札幌市豊平川さけ科学館の展示ホールにあるシロザケの実物大模型は、 豊平川のオス4年魚の体長・体重に合わせてつくってあります。 持ってシロザケの重さをためしてみてはいかがでしょう。
※年魚とは:魚の年齢の数え方。生まれたときは1年魚(1からはじまる数え年)。
シロザケがおとなになる年齢は、ふつうオスが2〜6年魚、メスが3〜6年魚です。 3〜5年魚でおとなになるものが多く、いちばん多いのは4年魚です。
そのほかの時期は、親ザケ・卵・仔魚・稚魚のうちのどれかの形で、サケは豊平川にいます。
サケが産卵する時期は、豊平川では9月から1月までの間です。
おもな産卵場所は、札幌市中心部に近い、幌平橋から北13条大橋までの間です。
卵や仔魚は冬の間、川底の砂利の間で静かに過ごします。
春に泳ぎ始めた稚魚は、成長すると海へくだって行きますが、6月中には、まだ川に残って生活している稚魚がみられます。
豊平川は昔から多くのサケ(シロザケ)が帰ってくる川でした。豊平川周辺では、古代の人がサケを捕獲した魚止柵の遺跡が見つかっています。
江戸時代から明治時代にかけては、サケを捕る漁具・漁法も次第に発達し、豊平川でもより多くのサケが捕られるようになりました。捕りすぎによるサケの減少を防ぐため、禁漁の措置が捕られることもありました。
1878(明治11)年には、札幌の偕楽園に設置されたふ化場で、サケの人工ふ化が試験的におこなわれています。豊平川で捕獲された親ザケから6万粒が採卵され、翌年、元気に育った稚魚の中から94尾が豊平川に標識放流されました。
豊平川での最初の本格的なサケの増殖事業(親ザケの捕獲と稚魚の放流)は、1937〜1953年の間に実施されています。しかしその後、札幌市の人口増加にともない、家庭排水や工場排水による水質悪化がひどくなり、事業は中止されました。
魚もすめないほど悪化した豊平川の水質は、その後下水道の普及によって1970年頃から次第によくなり、1970年代後半には、サケが自然に繁殖できるほどの水質まで回復しました。
そのころ、札幌市民の中に「豊平川にサケを戻そう」と考える人々がいて、カムバックサーモン運動へと発展しました。1979年春には稚魚の放流が約30年ぶりに再開され、1981年秋には、そのサケが親ザケになって豊平川に帰ってきました。
その後も放流は続けられ、1985年以降は、豊平川での自然産卵も毎年確認されています。現在の豊平川は、自然産卵と人工増殖の両方によって、サケの姿が見られる川となっています。
川の中はすべりやすいので、気をつけて調査を始めましょう。
まずは川岸の近くの石をひっくり返してみよう。
水生昆虫が多い川では、すぐに水生昆虫が見つかります。
川の中には、ドジョウ・コイなどの魚の他にヘビトンボ、トビケラやヒルなどの水生昆虫を含めて多くの生き物がすんでいます。
また、これらの生き物たちは、自分がすみやすい場所を選んで生活しています。観察した生き物は、獲った場所にもどしましょう。(別な川にもどした場合には死んでしまう場合もあります。)
川にすんでいる水生昆虫や魚は、その川の川底、水質や流れなどの影響を受けて生活しています。
川の中の生き物を調べることは水質の状況を見るだけではなく、川の環境を見る上でも重要な手がかりとなります。
・フィールドノート(観察手帳)と筆記具(油性のもの)
・ルーペ(10〜20倍くらいで充分)
・帽子(川原は、日ざしが直接当たります。帽子は忘れずに。)
・タオル
・ゴム手袋(ゴム手袋があると冷たい水の中でも平気。)
・バンソウコや虫さされ薬など
・足を切ったり、すべったりしないよう、水に入る時は長靴か運動靴をはきましょう。
1:生き物をとる場所の下流にタモ網をおき、アミの前の10cmから20cmくらいの石を数個バケツに入れます。
2:石を取った場所を足でかきまぜて、流れてくる水生昆虫をアミで受けます。
3:石についている虫やアミで捕まえた虫を種類ごとに分けます。
4:魚は、川岸の水草などにかくれてすんでいるので、水草のあるところをアミですくいとります。
5:種類ごとにわけた生き物の数をかぞえて記録用紙に記入します。
6:記録用紙をもとに、集計します。
川にどのような生き物がいるのか、また、水の「きれいさ」などについて調べましょう。
川は危険なところもあります。子供だけの調査は行わないで必ず学校の先生やお父さん、お母さんなどと一緒に行いましょう。
調べる場所の流れの速さ、水の深さ、川底などのようすをみて、安全な場所を選びましょう。
川への入りやすさは?川へ入る時には、階段があるなど危険がない場所を選びましょう。
流れがゆるやかな場所を選びましょう。ゆるやかな流れに見えても流れがはやいところもあるので気をつけましょう。
水がきれいなところは、川底が見えるため浅く見えます。水の深さが、30cmまでの浅いところを選びましょう。
川の中の虫は川底の石にすみついていますので、大きさが頭ぐらいからこぶしぐらいの石がある場所を選びましょう。
川の生き物や川のようすを調べる用具を準備しましょう。工夫するとペットボトルなども利用できます。
鉛筆、油性ペン、記録用紙
アルコールの棒状温度計
流れてくる水生昆虫を網で受ける。また、魚を獲るときに使う。網の細かいものが良い。(1.0mmから1.5mm程度)
獲った魚を入れるのに使う。また、川底の石を入れて運ぶのに使う。1グループ2から3個用意する。
採取した虫をより分けるのに使う。底が平らで白い容器であれば良い。1グループ2から3個用意する。
約10倍から20倍のものが良い。倍率は小さくても使いやすいものが良い
小さな虫(水生昆虫)をつかむものなので先の細いものが良い。
水の色、においを調べる時などに使う。
バットから同じ種類の水生昆虫を選り分けて、数を調べる時に使う。
水生昆虫の標本をつくる。ジャムなどが入っていた小型ビンを標本ビンとして利用できる。75%のエタノールを入れます(市販されています)。
水の透明さを調べる。市販されていますが、ペットボトルでつくってみよう。
糸とピンポン玉
水質検査に使う。(市販されています)